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読書や日記

読書の記録や日記を書いています。

『リーダーの教養書』

このままでは、教養ブームが単なる「物知り競争」に終わってしまうーそんな危機感を抱いたことが、本書を発案したきっかけだ。

本書のおわりにはこんな言葉が書かれている。

確かに、僕も含め教養という魔法のフレーズに多くの人が魅かれている気がする。

 

しかし、そんな一過性のブームに魅かれないよう、教養を学ばなければいけないのではないか。

 

このままでは、何十年前から言われているにも関わらず、真の意味で身に付けることが出来ている人が少ない「英語」になってしまいそうだ。

 

本書では、11の分野で活躍する人が推薦本を選んでくれている。

各分野の人は出口治明氏のような教養業界の有名人をはじめ、様々だ(教養業界なんて業界があるのかは分からないが)。

 

教養本の厄介なところは、読んでも実はそんなに教養が身に付くわけではないところだと思う。

一過性のブームにのらないためにも、本書を読み、更にそこから一歩進め、読書を行う必要がある。

 

 

 

 

リーダーの教養書 (NewsPicks Book)

リーダーの教養書 (NewsPicks Book)

 

 

 

 

『世界を変えた10冊の本』

本が世界を変えることはあるのか。

答えは「ある」だ。

読者が感化され、行動することで歴史が変わるからだ。

 

本書では『聖書』『コーラン』『種の起源』『資本論』など、世界を変えた本が紹介されている。

 

しかし、このような恐ろしいほどの力を持つ書物を実際に読んだことがある人は少ないのではないだろうか。

 

本書では池上彰氏が選び抜いた10冊の本が紹介・解説されている。

10冊が何か知るだけでも、お金を払いたくなるものだが、解説も加えられている。

これは買わざるを得ない。

 

本書を読み、実際に紹介されている本を読むことで、教養を深めることができるだろう。

 

 

世界を変えた10冊の本 (文春文庫)

世界を変えた10冊の本 (文春文庫)

 

 

 

『おとなの教養』

教養とは何なのか。

分かりそうで、中々分からない。

その教養について、当代随一のジャーナリストである池上彰氏が書く。

これだけで読書好きは読みたくなる。

 

本書では、池上氏が「自分自身を知る」ことこそが現代の教養だろうとおっしゃっている。

本当の教養とは、すぐには役に立たないかもしれないが、長い人生を生きて行く上で自分を支える基盤になるもの。

そのような、生きる力になるものは「自分がどういう存在なのか」を見つめていくことではないかということなのだ。

 

では、具体的には何なのか。

池上氏が考えるのは次の7つだ。

①宗教②宇宙③人類の旅路④人間と病気⑤経済学⑥歴史⑦日本と日本人

 

学校で習う科目とは随分違う。

自分自身を知る、ということを主題に添えてあるからだ。

本書では、これらの礎となる必須の項目が書かれている。

 

すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなる。

大学でも、即戦力となる学問を教えようとしている今こそ、本書を読む意義があると思う。

 

 

 

 

『科学は、どこまで進化しているか』現代人が押さえておくべき理系の知識

本書では、現在の科学と技術に関して、現代人として最低限知っておいた方がいいテーマと内容が書かれている(初版は2015年8月)。

「宇宙は何からできているか?」といった子供も興味が湧くようなものから、

「iPS細胞は医療に何をもたらすか?」という日本人が気になるも話題、

「「対象性の破れ」とは何か?」という本格的なものまでテーマは多岐にわたる。

全部で48のテーマがあるが5~6ページでコンパクトに書かれているため、どこからでも手軽に読むことができる。

 

しかし、それでも内容を理解できるところが本書の凄いところだ。

著者は池内了氏。

名古屋大学総合研究大学院大学名誉教授であり、天文学者・宇宙物理学者だ。

本書以外にも『宇宙入門 138億年を読む (角川ソフィア文庫)』『科学の限界 (ちくま新書)』と気になるタイトルの本を書かれているため、是非読んでみたい。

 

理系の本だから、と文系の人が敬遠する必要はない。

むしろ、コンパクトに解説してあるため、文系の人・理系に苦手意識を持つ人こそ、楽しめるはずだ。

科学に興味を持つ一冊になるかもしれない。

 

 

 

科学は、どこまで進化しているか(祥伝社新書)
 

 

 

 

 

科学の限界 (ちくま新書)

科学の限界 (ちくま新書)

 

 

 

『となりのイスラム』~世界の3人に1人がイスラム教とになる時代~

昨今、イスラム教徒によるテロのニュースを頻繁に目にする。

イスラム教徒というだけでマイナスのイメージを持つ人も増えてきている。

そんな状況だからこそ、本来の姿を知る必要がある。

 

本書では、現在の中東を救うことができる可能性がある唯一の国から、イスラム教徒本来の姿・現在の混迷の理由まで分かりやすく書かれている。

普段のメディアの報道では見えなくなっている部分だ。

 

例えば、イスラム教徒の人たちに食事を出すときでもハラールの認証をとる必要はないとある。

「多数がイスラム教徒でない人の中に少数のイスラム教徒がいる場合には、一神教の国から輸入した肉なら食べていい」という見解があるようなのだ。

コーラン』の豚肉禁止のところにも「好き好んで食べてはいけないが、無理強いされたり、他に食べるものがなかったりしたときには食べていい」ともある。

守らなければいけないことも勿論あるだろうが、融通がきかないわけでもないのだ。

このような事実をどのくらいの日本人が知っているだろうか。

 

確かに、日本人がイスラムの人たちと直接関係を持つことは少ない。

報道だけを見ていれば極端に考えてしまう人が多数いても不思議ではない。

だからこそ少しでも多くの人に読んでほしい本だ。

 

 

となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代

となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代

 

 

 

『small planet』 まさに小さな地球

本書は風景写真の書籍だ。そのことは知って購入した。

しかし、ページをめくってみると、間違えてジオラマの写真集を買ってしまったと思った。

知っていても間違えてしまう。

あえて、焦点が合っている部分を浅くすることにより実際の風景や人物などミニチュアのように見せているらしい。

 

撮影をしたのは本城直季氏。

本書で写真界の芥川賞と呼ばれる「木村伊兵衛写真賞」を受賞している。

 

写真好きの人はもちろん、模型好きの人でも楽しめる本になっているのではないだろうか。

 

 

small planet

small planet