読書や日記

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ニュースが世界史と繋がる→『ニュースのなぜは世界史で学べ』

ニュースを見ていると、なぜ他国はこんな政策をとるの?という疑問が浮かびます。

特に昨年から大きく世界が動いており、疑問が浮かぶことはより増えてきました。

 

本書はニュースの素朴な疑問に、駿台世界史の講師である茂木先生が背景の世界史を絡めて解説してくれます。

良いところは一問一答形式であるということ。

肩肘はらずに気になったところから読むことが出来ます。

 

少し古いですが、例えばヨーロッパの財政問題

イタリアやポルトガル、スペインなどの南ヨーロッパの国々が財政赤字で問題になったことがありました。

本書では原因は中世の宗教にあると説明されています。

これらの国はカトリック教会。

「勤労と蓄財は罪」だと教えられています。

お金が貯まれば協会に寄付をしなさい、ということですね。

そりゃ稼ぐモチベーションは起こらなくなります。

 

対して、これを批判したのがドイツのルター。

一生懸命働くことが良いことだ、という教えです。(この教えを守る人をプロテスタントという)

働くことが信仰であるならば働くようになります。

そして、その考えが広まったのがドイツやイギリス。

何よりそのイギリスの影響を受けたのがアメリカ。

ちなみに中南米はスペインとポルトガルの影響を受けている。

どちらの考えが経済力が強くなるか明らかですし、事実そうなっています。

 

このように現代の疑問も世界史を学べばスッキリ解決します。

新聞やニュースを見て素朴の疑問が浮かぶ人はもちろん、そうではない人でも「これ聞きたかった」という内容が見つかるはずです。

是非読んでみてください。

 

ちなみに本書には続編があり、つい先日発売されました。『ニュースの"なぜ?"は世界史に学べ 2 日本人が知らない101の疑問 (SB新書)

こちらはよりタイムリーなトピックが取り上げられています。

正直、世界史の繋がりで考えると『ニュースの“なぜ?"は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問 (SB新書)』の方が好みでしたが、それでもニュースの解説能力はさすがでした。

 こちらもどうぞ。

 

 

 

以前『世界を変えた10冊の本 (文春文庫)』のなかで『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (日経BPクラシックス)』が紹介されていました。

まさにプロテスタントと資本主義の関係がある本です。

結局読めていなかったので挑戦しようと思います。